2012年12月12日（水）
一週間ほど前に、こんなメールが Manon, Hiromi 経由で転送されてきました。
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Hi Guys & Gals,

Just sending out an invite for a social event called the Happy Party. It is extended to anyone who came here in the 80's or 90's. We have all made many connections with one another in that time, & I think we all care deeply for one another on some level right. There has been several funerals as of late and one thing I noticed how Happy we all are to be in one room together, but for such a sad reason.. thus came the idea for 'The Happy Party'! We all love where we live!! Let's celebrate !! We all tend to hide away in ours homes , especially in winter.Here is a good reason to get out for a fun evening. You don't have to stay late, just come and be a part of it.

Save the date! 12/ 12/12 at Dusty's at 7pm. No band - we are there to talk.. besides some of us are losing our hearing so who needs back ground noise. It is a social as I said- call it a town party.
I personally think we should have these more often...

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ウィスラーに80年代、90年代に移り住んできた人たち対象のハッピーパーティの招待状です。ウィスラーは毎年世界中から、たくさんの人が移住してきます。住人の大半はこの町が気に入って、移住して来た人たち。かつては、ヴィレッジのバーやナイトクラブで顔をあわせていた面々ですが、町が成長して住人が増えたことと、人々が成長して年をとったせいで、顔を会わせる機会が減り、お葬式で久しぶりに顔をあわせるということになったようです。そこで、お葬式ではなく楽しいパーティで集まって交流しようということで、12年12月12日にパーティが開催されました。


行ってみると、やはり年齢層の高い集まりでした。40代は若いほう、50代、60代が中心。予想以上に盛況で、少なくとも200人は集まったのではないかと思われます。会場に入るとまずアンケート用紙。何年にウィスラーに来たか。何度、ウィスラーを離れたか。ウィスラー内で何回引っ越したか。これまでのルームメイトの数は何人か。などの質問。92年にウィスラーに行って、その後18年間ウィスラーを離れていた私ですが、この質問を見ると私もこのパーティの参加条件を満たしているようで、なんとなくウィスラーの仲間に公式に加えてもらえたような気がしました。思った以上に日本人は少なく、Hiromi と、以前、Spaで会って何度か話したことのある Kimiko と私の３人。

じつはこの日、出かける前に近所のジェフから電話があり、Tom と一緒にバスで行こうと思っているけど、どうする？　とのこと。飲酒の取り締まりがキビシイので、飲む気満々のときは車を置いてでかけます。私は最近、どうもお酒が飲めなくなってしまい、しんどくなるだけなので、パーティでは飲まないことにしています。陸が、帰り運転してくれる？というので、いいけど〜と応えると、じゃあ、みんな乗せて行ってあげようということに。ジェフの家の前まで行くと二人でビールを飲みながら既に外に出て待っていました。陸のバンは後部座席を取っ払ってしまっていて、工具やはしごが積んであり、二人分のスペースを作るのも大変。すると Tom がうちの車で行こうといいます。え〜、運転したことない車、大丈夫かな。。。
行きがけに、遅くとも10時には帰って来ようと話していたにもかかわらず、 Tomは一旦飲み始めると真夜中まで止まらないタイプ。まじめな Jeff はそろそろ帰りたそう。11時近くになったので、 Tom にもうすぐバスが出発するよーと上着を渡して招集。
Tom の車は高級車。すべて電動で、何が何のレバーやら。。。変なアラート表示が出ているから、聞くと、後ろのタイヤの空気圧が減っているという表示だとか。赤信号で凍った路面でブレーキを踏むと、アンチロックブレーキが作動。すごい〜！　陸の車よりよほど安心感がある。車がカーブを曲がるとヘッドライトがカーブにあわせて角度を変え、進行方向が常に照らされる機能も付いています。運転しながら何度もワオ！と声をあげてしまいました。３人の酔っぱらいに見守られつつ、大丈夫？　右側通行、こっちで合ってる？　と何度も確認しながら、無事、Tom の家の前に帰り着きました。


Tom の家は、すっかりクリスマスの装い。

スノーフレークのライトがステキ。

玄関脇にはポーラ・ベアーが三匹！

車の前にはカナダ・ベアーが三匹！

2012年11月10日（土）
陸の仕事場で必要な電動ノコギリの刃を買うためバンクーバーへ行くことに。前日に複数の店に電話して値段と在庫の有無を確認しておきました。ドイツ製のお高いノコギリの刃でどの店も定価、同じ値段です。そこで一番近いバーナビーの店へ。メモしていた型番をもとに刃をみつけたのですが、値札は調べておいた値段より70ドルも高い！　店員さんに言うと、この値段で間違いないと言いながら念のため確認。やはり値段の付け間違いでした。あぶないあぶない……　ちゃんと調べてから行って正解でした。

その後、チャイナタウンの近くのダイソーに向かいます。お昼も過ぎていたので、同じモールにあるチャイニーズ・レストランで昼食をとってからお買い物。

ここは100均ではなく２ドル均。日本より高いけれど、こちらでは売っていない小物が買えるのが魅力でよく行きます。いつもは買い過ぎに気をつけながら買い物をしますが、この日はかなり久しぶりだったことと、次いつ来られるかわからないことから、思い切り買いました（笑）
レジの金額を見て、買いすぎたかと一瞬後悔しましたが、帰って再確認すると役に立つものばかり。よく考ると日本ではいつでも行けるため、まとめ買いしなかっただけで、けっこう頻繁に通っていたし、と勝手に正当化しました。

2012年10月30日（火）
火曜日は、オルガとヒロミに誘われて、ホーンテッドハウス（お化け屋敷）に行く事になりました。ハローウィーン前の数日間、ウィスラーの社会福祉センターが寄付集めをかねて住宅街の家をデコレートしてお化け屋敷として公開していました。 雨の降りしきる真っ暗な夜、オルガの家でみんなで食事をしてから、総勢９人で出かけました。

家の前には行列ができていて、たくさんの人が来ています。なかには仮装している人たちもいます。並んで待っている間も、幽霊がみんなをおどしてまわっています。

すっかり雨に濡れたパンプキン。


入り口を入るとクモの巣風に白いひもがはり巡らされています。
壁には血しぶき

階段を下りると、暗がりの中に誰かが！？　近づくと鏡に描かれたマスクでした。
かなり本気でお化けに化けている人たちが家の中に10人近くいたと思われます。 暗くてよく見えないのが残念なほどでした。もう少しゆっくり見て歩けば良かったとちょっと後悔。

陸の誕生日は、Rimrock Cafe に食事にでかけることにしました。店の名前はカフェですが、じつはウィスラーでは有数の高級レストランです。ふだんは高くて近づけませんが、ここでも10月はローカルスペシャル。新聞に広告が出ています。
高級レストランとは思えないデザイン。 知らない人が見たら、とても行く気にはならないでしょう。ローカル向けならではの広告です。写真のおじさん二人がこの店のオーナー・シェフとオーナー・マネージャー。「25年経ってもまだまだ盛ん」と書いてあります。今年は開店25周年で、49ドルの３品コースのスペシャルメニューをさらに25％オフ。ややこしい……前の広告では週末は49ドル、平日はさらに25％オフとなっていましたが、最後の10日間は週末も25％オフになったようです。

６時に予約しました。ほぼ時間通りに店に到着。
店に入ると、受付の横に大きなワインセラー。高級そうなワインがならんでいます。
店に着いたところで、上の妹から電話がかかりました。お誕生日おめでとうコールです。下の妹からはワインを貰ったので、ちゃんと覚えていてくれることを確認ずみですが、上の妹は覚えているか気にして、出かける前にメールが来ていないかとチェックしていたほどなので、電話がかかって来て嬉しそう。入り口横のウェイティングスペースでしばらくおしゃべりしたあと、やっと階上のレストランへ。
ちなみに上の妹と話している最中に、下の妹とおかあさんからも電話が入っていたようで、それぞれおめでとうメッセージを残してくれていました。お母さんのメッセージを聞いて陸が笑っています。なんて言ってた？と聞くと私にも聞かせてくれました。おかあさんは何も言わずただハッピーバースデーを歌っていました。ほんとにかわいいおかあさんです。

席に着いてメニューを眺めることしばし。３つのリストからそれぞれ一品ずつ選ぶのですが、種類が多くて選ぶのも至難のわざ。陸は飲み物も選ばないといけないので、まだワインリストと睨めっこしています。この店でボトルを注文すると、かんたんに100ドル近くとんでいくので、グラスかカラフェで注文する予定でしたが、カラフェはないそう。ウェイターが手頃な値段のおいしいワインがあるよと教えてくれました。44ドルのカリフォルニアワイン。陸は私の顔色を見ています。誕生日だし、これくらいならいいでしょうと許可（笑）
やっと、料理選びを開始。メニューに載っているもののほかに、３品のメインコースがあると、説明されてさらに悩みが深まります。それでも何とか心を決めました。

私が選んだのは、
Gorgonzola Iceberg Lettuce Salad
ゴルゴンゾーラと氷山レタスのサラダ
a crisp wedge of iceberg lettuce showered with gorgonzola dressing, grilled pear & spiced pecans
Seafood Antipasto
シーフードの前菜
a crisp wedge of iceberg lettuce showered with gorgonzola dressing, grilled pear & spiced pecans
Duck " Two Ways "
鴨のロースト２種
thinly sliced duck breast paired with crispy duck confit & caramelized onions
陸が選んだのは、
Four Oysters
４つの生ガキ
Raw with CHAMPAGNE vinaigrette / RASPUTIN with vodka,crème fraiche 
Seared Scallops & Roasted Pork Belly
貝柱と豚バラのロースト
with an ancho chili sauce, pickled shallots & cilantro oil
Rack Of Lamb
子羊のロースト
oven roasted with Provencal herbs & shallot red wine jus, potato gnocchi

店のホームページにメニューがあったのでコピーしました。日本語は私の勝手訳です。
お味は、ただただ素晴らしかった。なかでも特に気に入ったのがこのゴルゴンゾーラドレッシングのサラダ。

氷山レタスとは、レタスを縦にざっくり切ったものでした。シャキシャキのレタスの層にまったりしたドレッシングが入り込み絶妙のバランスでした。

陸も美味しいと喜んで食べていましたが、私が選んだ料理のほうが、ボリュームもあってさらに美味しそうだったと呟いています。まだ満腹ではなさそうな気配。広告に３品のコースと書いてあったので、前菜、メイン、デザートの３品と思って、今年は誕生日ケーキを作らなかったのですが、デザートが付いていなかったので、誕生日だしとデザートに10ドルのチョコレートケーキも許可（笑）
税込み149ドルにチップ26ドルを加えて、しめて175ドル也！　予算200ドルでしたが、無事予算内に収まりました。普通に行くと２倍近くのお値段になった事でしょう。平日だし、それほど混んでいないだろうと思っていましたが、帰る頃にはほぼ満席でした。ウェイターさんによると、スペシャル期間は毎晩、ほぼ満席になるとか。ふだんは、観光客や休暇に別荘にやってくるお金持ちが行く店ですが、10月だけは地元の普通の人たちが大挙して訪れるようです。

リムロックは、昔からおいしいと有名な店でした。こんなに長期に渡って、評判を落とさずに続けるのは簡単なことではありません。だいたいのレストランはシェフが変わるたびに味が変わってしまいます。ここはオーナーシェフが常に手を抜くことなく美味しさを追求していることが伝わってくる料理でした。

2012年10月21日（日）
私たちはいま、50平米ほどのコンパクトな部屋で生活しています。Studioタイプで仕切りがないおかげで、ふだんは狭苦しいと感じることもなく満足して暮らしています。でも、ガレージがないので陸の工具などの置き場が足りません。いまはファーニーの家や実家の倉庫に置いてある大型の工具などを、こちらに持ってきたいと考えているので、いずれファーニーの家を売ってこちらで家を買えたらいいなと話し合っています。タウンハウスではなく、陸の作業場を作れるように土地付き一戸建てを目指しています。しかーし、ウィスラーは高級リゾート。とにかく不動産の値段が高いのです。でも、オリンピックバプルで上がったウィスラーの不動産価格は、徐々に下がり続けています。たくさんの売り物件が売れないまま並んでいます。陸はそろそろ底値になってきていると思っているようですが、バブル崩壊を経験している私は、まだまだ下がる可能性ありと期待しています。
雨の日曜日、特に予定もなかったので、ネットで見つけたいちばん安い家を数軒、見に行ってみることにしました。
いちばん安い土地付き一戸建てのお値段は、539,000ドル。１ドル80円とすると、4300万円あまり。これならぎりぎり予算内！？と、見に行ってみたところ、両側の大きな家の隙間の段差のある土地にかろうじて建っている古くて小さなスキーキャビン。到底、4300万円も出して買う気にはならない物件でした。がっかり。写真を撮る気にもならず、次の物件を見に行きました。


この家は599,000ドル、4800万円弱。この家も、築30年以上、前の物件とたいしてかわらない築年数ですが、とても手入れが行き届いていて、建物自体もとてもしっかりした造りで、とてもチャーミングな家。土地もフラットで木工作業場を建てるスペースもあります。しかーし！ロケーションが。ハイウェイのすぐ脇、私は騒音には慣れていますが、陸は音にかなり神経質。このロケーションでさえなければ……　だからこそこの値段で出ているのだと思います。


最後にもう一軒。649,000ドル、5190万円。予算オーバーですが、とりあえず見てみることに。スケートリンクやスポーツセンターに近く、ウィスラーのローカルには人気のあるエリアです。ハイウェイからも離れていて、とても静かです。ロケーションは最高。でも家自体は手入れされておらず、かなりの修繕が必要になりそうです。そのうえ、土地が両側の土地や道路より低いのも気に入りませんでした。陸はロケーションが気に入ったようですが、私はこの家には住みたいと思いませんでした。


たまたま、前を通りかかった売り物件。これで２億円程度でした。ウィスラーの売り物件の大半は１億円以上。こういう凝った造りの豪邸です。いろんな趣向が凝らされていて見るのは楽しいですが、維持管理費と固定資産税だけで破産しそうです（笑）

資金を用意してからでないと買えないので、とうぶん先のことですが、楽しみがてら市場調査を続ける予定です。