新聞に医療用大麻生産プラントが Sea to Sky 地域にできるという記事が出ていました。

現在カナダでは、エイズやガン、多発性硬化症の患者が大麻を使用することが法的に認められ、カナダ国内では現在、26,222人が法的な大麻使用許可を保持。16,549人が自分で使用するための大麻栽培を許可され、加えて3199人が他人のための大麻栽培を許可されているとのこと。そのうちの40〜50％はBC州に住んでいる人だそうです。
じつは大麻栽培はBC州の陰の一大ビジネスとなっているそうです。とくにバンクーバーアイランドではたくさん栽培されていて、アメリカにボートで密輸出されているとか。そこで、こちらでは政治家もまじえて大麻の合法化が真剣に議論されています。なぜなら、合法化することで、大麻ビジネスに課税できるので、おおきな税収が見込めるからです。少し前、CBCラジオ（日本のNHKのような存在）でも大麻の合法化についていろんな人が意見を述べていました。公共の電波でこんな議論をしていることに最初は驚きましたが、背景を知って納得したものです。
実際に完全に合法化するには、まだまだ色々な問題がありそうですが、医療用としての利用範囲が広げられる可能性はあります。この記事は、今後の市場の拡大に対応できるプラントを作るという内容でした。

少し前に70代のアメリカ人女性が、20代の孫娘が許可証を持っていて大麻を育てていると話していました。孫娘はけいれんの発作に襲われることがあることを理由に、マリファナ・カード（許可証）を取得したそうです。調べてみるとアメリカ全土ではなく、許可証を発行しているのは次の州のみとか。Nevada, New Mexico, Hawaii, Washington, Oregon, Montana, Michigan, Colorado, Maine, Rhode Island
孫娘は少し前に結婚式を挙げたそうで、そのとき手伝ってくれた友だちにお礼として育てたマリファナを渡したとか。みんなカードを持っているから合法なのよ、とおばあちゃんは言います。友だちがみんなマリファナを吸う？　みんな深刻な病状がある？　はてなマークがたくさん頭の上に浮かびました。孫娘はあんまり良い子ではないかも！？　でも、おばあちゃんは孫娘の言葉をすっかり信じきっているようです。マリファナを合法化すればメキシコのドラッグ戦争も終わるはずとまで。すっかり孫に洗脳されていました（笑）州にもよるようですが、指定医のところに行って、それらしい症状を訴えると結構簡単に許可証が貰えるようです。

お酒も違法とされる時代や国があります。時代や場所が変わると犯罪となったりならなかったり、こういう話題を耳にするたび、島国的固定観念がひっくり返ります。