土曜日の夜、BC州の Haida Gwaii という島で、マグニチュード7.7 の地震がありました。さいわい大きな被害はなかったようです。
The Vancouver Sun のサイトにあがっていた画像です。
震源の島はBC州の北部、ほとんどアラスカに近い場所にある島のようです。縮尺を見るとバンクーバーから1000km 近く離れていそう。ウィスラーは揺れませんでしたが、バンクーバーではわずかに揺れが感じられたとか。1949年に同じ地域で発生したマグニチュード8.1の地震に続く、カナダで2番目に大きい地震となったようです。
この島は太平洋プレートと北アメリカプレートのつなぎ目にあり、定期的に地震が発生する地域のようです。島の面積は10,180km 、人口は約10,000 人、人口密度が低いおかげで大きな被害がでなかったのでしょう。もし、超高層ビルの林立するバンクーバーでこの規模の地震が発生したら、大惨事は免れません。
この地震は、ウェイクアップコール、注意喚起の出来事としてとらえられ、防災への新たな取り組みを促すきっかけとなったようです。
Haida Gwaii は、日本の津波によるがれきが大量に流れ着いている場所でもあります。津波警報には地元の人たち気が気ではなかったことでしょう。本当に被害が最小限だった事が何よりでした。
そういえば朝のラジオで、ひとつだけ、おおきな被害!?が報告されていました。Haida Gwaii は、たくさんの小さな島が集まっているのですが、そのなかの Hot Springs island で湧いていた温泉が枯れたそうです。国立公園に指定されて温泉目当てで訪れる観光客が多かったそうで、このあたりの観光業に影響を及ぼすことになりそうです。阪神大震災のあと、宝塚の温泉が枯れてしまったのと同じですね。