クリスマスに、ベティおばさんが、唐突に湿度計の話を始めました。とても嬉しそうに話します。
「不格好な湿度計があってね〜、クリスマスのプレゼント交換で誰も欲しがらなかったの。それ以来、親戚の間でずっと押し付け合いをしていて、誰かの家を訪ねたときにこっそり、ソファーの後ろに隠して帰ったり、車に荷物を積み込むのを手伝うふりして、車の中に入れておいたり。。。」

一体なんの話だろうと思っていると、ローラがその湿度計をうちに来たときにこっそり納戸の棚に置いて帰ったといいます。確かに見覚えのないクリスマスギフトの紙袋があるなと思っていましたが、陸が用意した交換用のプレゼントだと思いこんでいました。

家に帰ってさっそく開けてみました。これが何年もの間、押し付け合いされている湿度計です。

ローラが封筒の切れ端に書いた手紙が入っています。
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捨ててはダメ！
これは１５年近くの間、イーガン家（ベティおばさんの家族）とダン家（ローラの家族）とグラニー・グース（陸のお母さん）の間を行き来してきたギフト。
やっとアルバータの外に出す時が来ました。
また、親戚の家にこっそり戻さないといけません。
ネルソン（陸の妹の住んでいる町）なんてどう？？
メリー・クリスマス
愛をこめて
ダン一家より
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15年間、すっと続けているゲーム！？ に私たちも参加資格を頂いたようです（笑）
ベティおばさんは、ローラから話を聞いて、当分、この湿度計がイーガン家に来る心配がないとわかって大喜びだったのでしょう。
それにしても、気の長い人々です。あるときは陸のお母さんの家のソファの後ろに２年間ほど放置されていたとか。。。
次回、親戚を訪ねるときには忘れないように持っていかなくては！！