LupinusBlog
6月から7月にかけてウィスラーのあちこちで咲き乱れるルピナスの花が私のお気に入りです。 そこで、この花の名前をつけたブログでウィスラーでの日常を綴ってみたいと思います。
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12月22日
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2012年
12月04日
Whistler Film Festival
category: 休日
2012年12月1日(土)
11月28日から12月2日までの5日間、12回目のWhistler Film Festival が開催されました。フェスティバルを主催する陸の友だちショナは、開催までかなり苦戦したようでしたが、今年も無事に盛大に開催されました。中日の30日には、なんとハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフも登場したようです。
ショナとのツーショットがニュースサイトにあがっていました。
映画祭では70以上の映画が上映されることになっていて、どれを観に行ったらいいものやら。。。と思っていたら、金曜日に映画関係の仕事をしているデイブ2から陸に電話があり、土曜の夜、10時から上映される映画は、彼の友だちが主演、監督、音楽製作を担当して作ったとてもいい映画だから、観るならこれだよ!と言います。つづいて、土曜日の朝、デイブの共通の友だちオルガから私に、「今夜の映画行く? チケットはネットで買えるよ〜!」とのテキストメッセージが届きました。そこでネットでチケットを購入。オルガに映画に行くと伝えると、「行くなら映画の前にうちに寄って! 軽く飲んでからでかけましょ」との返事。夕食をすませて、8時過ぎにオルガ&デイブ1の家へ。すでに、デイブ2とヒロミも来ていました。ワインを飲みつつおしゃべりをした後、レインボー・シアターへ。ここで、マノー&パトリシオも合流して7人で映画鑑賞。
映画のタイトルは『Hit'n Strum』、バンクーバーが舞台で、路上生活のストリート・ミュージシャンを車ではねたお金持ちの女性が、彼と路上生活から立ち直らせようとするストーリー。映画のあと、監督、主演、音楽製作を担当したKirk Caouette が、他の出演者やカメラマンと共に登場し、質問タイムが設けられました。陸もすかさず「映画の予算は?」と質問します。予算はほとんどなく、ボランティアの協力も得て28日間で撮影したとのこと。いちばんお金がかかるのはその後の編集や画像の調整フェーズ。それでも、かなりの低予算で製作された映画とのこと。その他の裏話として、ちょっと衝撃だったのは、Kerk が演じるストリート・ミュージシャンが、病気のために路上で倒れるシーンを撮影した際、映画撮影とはわからないように、カメラは遠いところに設置して撮影したところ、道路掃除をする男性は倒れている彼も周りを普通に掃いて立ち去って行き、通行人みな知らん顔で通り過ぎていったとのこと。
路上生活者の多い、バンクーバーのイーストエンドでは、こんなことは日常茶飯事だそう。行政も路上生活者を収容する住宅施設の整備を進めようとしているようですが、麻薬中毒の人も多く、いろいろ難しい問題を解決していく必要があるようです。
12時すぎにシアターを出ると、雪が降り積もっていました。すごい雪! 明日はみんなでスキーだ! と話は即決。ハグしておやすみの挨拶をして別れました。
ヴィレッジも真っ白。真夜中だというのに、ヴィレッジのナイトクラブの入り口には若者の長蛇の列ができています。毎週、週末の10時過ぎごろから、若者がクラブに繰り出し、真夜中すぎまでにぎわうようです。陸も昔は同じように、夜な夜な遊び歩いていましたが、自分が夜遊びしなくなって久しい今は、雪の降る寒い夜に行列しているのが信じられないようです。
車もすっかり雪に覆われていました。ああ眠い。家に帰り着いてそのままベッドに潜り込み眠りに落ちました。
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2012年
12月02日
会社のクリスマス・パーティ
category: 休日
2012年11月30日(金)
この日は、陸の会社のクリスマス・パーティに招待されました。場所は地元のカソリック教会。
こじんまりしたパーティを想像していましたが、行ってみると広い会場で参加者は100人近かったと思われます。社員とその家族、契約関係のある建築家やデザイナーとその家族などが招待されたようです。陸はこれまで自営業だったため、こんなパーティに招待されるのは生まれて初めてと、とても喜んでいて、今日は飲むぞ〜!と、妙に意気込んでいます(笑)車は置いてタクシーで会場に向かいました。
立食パーティだと思っていたら、テーブル席も用意されたディナーパーティでした。7時スタートで最初の一時間半ほどは、飲み物片手に前菜をつまみながら歓談します。お寿司や、スペアリブ、エビのソテーなどなど、どれもとても美味しく、上質な料理でした。日本人のカップルがいたので話を聞いてみると、ご主人は夏はカーペンター、冬はヘリスキーのガイドをされていて、こちらに住んで12年ほどとか。お子さんは一人、小学校2年生のケンタくん。奥さんと話していると、マーティのパーティで会った、教師のドンがやってきました。ドンはケンタくんの担任の先生だったとか。そして、ドンはマーティとリンも来る予定だから、テーブルの席を確保して一緒に座ろうと言います。どうして、マーティとリンもこのパーティに!?と不思議に思っていたら、インテリア・デザイナーのリンが、この会社からも仕事を受けているそうで招待されたとか。小さな町なので、いろんなところでいろんな人が繋がっています。
マティーニ・バーでは、長身の美女がカクテルを作ってくれます。彼女はドイツ人とオーストリア人のハーフ。社長マテウの姪だそうです。美人とお酒の大好きな陸はさっそくマティーニを作ってもらって上機嫌。同じ仕事場で働いているトムと乾杯!
そうこうしていると、会場にサンタクロースが登場。子どもたちは一緒に写真を撮ってから、プレゼントを貰います。
それまで、会場を走り回ったり、テーブルの下に潜り込んだりしていた子どもたちは、夢中でプレゼントを開けて見せ合っています。
子どもたちが、サンタのまわりから居なくなったところで、私たちも記念撮影。
やっと順番がまわってきたので、メインの食事をとりに行きます。
ポテト、サラダ2種、温野菜、サーモンのパイ包み焼きとローストビーフ。。。
お味も良くて、ボリュームもたっぷり。お腹いっぱい頂きました。
デザートのティラミスもたっぷり振る舞われシアワセ〜。想像以上にゴージャスなパーティでした。
その後、いま建設中の家々の現場の写真をスライドショーで見たあと社長のお話。勤続25年の社員に記念品贈呈など、日本の会社のパーティと同じような流れ。
夜も更けてきたので社長にお礼をいいに行くと、陸はいい仕事をしてくれていると話してくれました。そして帰りのタクシー代も会社が負担してくれるとのこと。社員に細やかに気を配ってくれる、ありがたい経営者です。
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2012年
12月01日
カナダの結婚事情
category: つれづれ
こちらには結婚しないカップルが多いように思われます。日本で言うところの内縁の関係のまま、法的に結婚の手続きをしないカップルです。こちらでは、1年以上、世帯を共にすると、法的に結婚したカップルと同様の扱いとなるため、わざわざ結婚する必要がないということのようです。陸の仕事仲間、チャドも結婚しないまま、二人の子供がいますが、未だにパートナーをマイ・ガールフレンドと呼ぶとのがおかしいと陸は言います。結婚しても夫婦別姓が認められているため、両親の名字が違っても誰も不思議がりません。日本のように戸籍の制度もないため、なおさら法的な結婚の意味が薄れているのかもしれません。
そして離婚するカップルもかなり多めです。こちらでは、離婚するとお互いの財産をすべて均等に半分に分ける必要があります。極端に言うと、たった一年で離婚して一方がそれまでにたくさん蓄財していても、一方の収入が多くても、すべて均等に半分ずつ。とても不公平なことになる場合もあるようです。私の周りにはそれほど極端な例はありませんが、例えば結婚して家を買って数年たって離婚となると、財産を半分に分けるために家を売るケースも多々あります。奥さんに離婚を切り出され、家を売らざるを得なくなった男性たちのぼやきをよく耳にします。もうひとつ厄介なのは、子どもが居る場合。離婚すると子どもは両親の家を一週間おきにいったりきたりが基本形。父、母、両方の家に子供部屋がある状態。子どもたちが、宿題やスポーツ用具をお父さんの家に忘れた〜などということもしばしばあるようです。振り回される子どもたちが、かわいそうに思われてなりません。
もちろん長い間、仲良く暮らすカップルもたくさんいます。結婚20周年、25周年、40周年、そういう区切りの年で記念旅行に出かけたカップルの話もよく聞きます。この一年で私が耳にしたところでは、不思議なことに行き先はみなハワイかラスベガス。暖かいところに行きたがるのと、カナダからの航空券に割安な設定がされているためのようです。特にラスベガスはアメリカの景気低迷で閑古鳥が鳴いているようで、ホテルなどの料金も安くなっているとか。記念旅行でなくても、ちょっとラスベガスに行って来たという話をよく耳にします。
私たちの住んでいるアパートメントは日本で言うところの分譲マンション。陸の友だちの独身女性も3人、2年ほど前にこのマンションを買って住んでいました。そのうちの二人が前後してボーイフレンドの家に引っ越し、部屋は人に貸しています。これは私の勝手な想像ですが、マンションを買うとボーイフレンドができる、または彼との関係が進む!? というのは、1年以上世帯を共にして別れると財産を半分に分ける必要があるというルールのせいで、男性たちはかなり警戒しています。何も持っていない女性と一緒に暮らして別れたら、家を半分持っていかれる心配があるからです。
ウィスラーは特殊な地域なので、貧困層の住人は多くありませんが、バンクーバーなどでは、日本と同じように収入が低くて結婚できないという人たちもたくさんいるようです。大学を出ても就職先が見つからず、親の家にUターンしてスネをかじる人の増加も社会現象化しています。日本では結婚するまで親元で暮らすというのは、以前から特に珍しいことではありませんが、こちらでは大人になったら家を出るというほうが一般的だったため、違和感が強いようです。
こちらでは結婚してから親と同居というケースは聞いた事がありません。年老いてきた両親のために、高齢者向けアパートや老人ホームを探しているという話はときどき耳にしますが、広い家で空いているベッドルームがあっても、親を引き取って一緒に暮らすという発想はまったくないようです。
興味深い相違点がいろいろあっておもしろいですね。
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2012年
11月30日
100 回目のグレイ・カップ
category: 休日
グレイ・カップは、カナダのフットボール・リーグの決勝戦です。フットボール・ファンにとっては一大イベント。特に今年は100周年とのことで、ひときは盛り上がっていたようです。
でも、ポールの家に集まった5人は、特にフットボールファンというわけではありません。一人を除いて、みんな陸のホッケー仲間。普段はホッケーの試合を一緒に見る事はあっても、フットボールのために集まる事はありません。
今年は100回目のグレイ・カップということと、今シーズン、プロのホッケーリーグがストライキを続けていて、ホッケーの試合がないせいで、集まることになったようです。
私もフットボールには興味なし、ハーフタイムにジャスティン・ビーバーが歌うとの聞いて、それを見に行きました。ジャスティン・ビーバーはアメリカ人だと思いこんでいたら、カナダ人でした。グレイ・カップでは、ジャスティンはあまり歓迎されなかったようで、かなりブーイングがあったそうです。フットボールファンの年齢層にはあわないゲストなのだとか。主催者側は、若いフットボールファンを増やしたいという思惑でジャスティンを起用したようですが。
今年の試合は トロント・アルゴノーツ と カルガリー・スタンピーダーズ の対決。前半からすでに得点差が開いているなか、最後のクオーターまで試合の結果はわからないと言いながらカルガリーを応援していた陸の期待もむなしく、トロントが優勝しました。
結局のところ、みんなでビールを飲みながらおしゃべりし、時々テレビのほうをちらちら見るだけで、集まる口実のようなものでした(笑)
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2012年
11月29日
スキーで頭がいっぱいの陸
category: 休日
2012年11月25日(日)
クリスマスから年末にかけて陸の実家に行く予定です。地元の幼なじみたちが、陸が彼らに無断で結婚したと機嫌を損ねているので、クリスマスの翌日にみんなを呼んでパーティをすることにしていて、妹のローラがあれこれと手伝ってくれる予定です。そのローラから数日前、私にメールが来て、どれくらい向こうに居られるのか、パーティのリストはできたか、などと問い合わせてきました。おそらく、電話でいくら陸に言っても動かないから、こちらに来たものと思われます。
そこで、平日の夜、夕食のあとリスト作りをするように言うと、仕事で疲れてるんだから、ちょっとゆっくりさせてくれないか、と言って超不機嫌。あーそーですか、と私はそこで黙りました。そこで、日曜日の朝、スキーに行くと言う陸に、パーティのリストを作るまではスキーに行ってはダメ! と宣告。
すると、早く行かないと、雪のコンディションが。。。一本だけ滑りに行きたかっただけなのに、とごにょごにょ。そこで、どれくらい時間がかかるかと聞くと、まだオープンしていないリフトの上までハイクアップするから、1時間以上とのこと。オッケー、じゃあ一本だけだよ2時までには戻ってくるように、と言い渡して送り出しました。
時間どおりに帰ってこれるヒトではないので、3時までに帰ってきたらよしと心づもりをしていたら、案の定2時半すぎに帰宅。黙って知らん顔していたら、口聞いてくれないの?と言います。いま何時かわかってる?と聞くと、ちゃんと一本で帰ってきたのに、とまたごにょごにょ。約束通り一本で帰ってきたなら許してあげるということにしました。すると、行かせてくれてありがとう。本当に素晴らしいランだった、すごく気持ちよかった、ととてもシアワセそうでした。本当にスキーが好きなのねー。
しかーし! 「さっき、パットからメールが来て、ポールの家でみんなでグレイ・カップ(フットボールの決勝戦)を見るから来いと招待された」と言います。何時から?ゲームは3時スタート。ダメー! リストを作らないとどこにも行かない! それでやっと急いでリスト作りを始めました。20分ほどで名前と電話番号を書き出して、出来た。さあ行こう。
まったくもって、やらなければいけない事を常に先延ばしにして、楽しいことに走る性格。何とかならないものでしょうか。
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